お知らせ&書庫

ホーム » お知らせ&書庫 » » ペレットクラブ メールニュース(No.244)を配信しました(12/31)

ペレットクラブ メールニュース(No.244)を配信しました(12/31)

【Pelletclub E-mail News◇2023.12.31◇No.244】を配信しました。

なお、前号(E-mail News◇2023.11.30◇No.243)は、こちらから。

※ 当会のWEBに掲載するE-Newsの添付ファイルについては、最新号が配信された段階で、前号のファイルをアップします。なお、当会会員宛に配信してい るE-Newsには、ファイルを添付して配信しております。 --------------------------------------------------------------------------------------------------------

┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
                Pelletclub E-mail News ◇ 2023.12.31 ◇ No.244
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

一昨日、理事会を開催しました。

来年で設立20年になることを記念して、木質ペレットの熱利用をテーマとしたシ
ンポジウムを7月に都内で開催しようということになりました。

2012年にFITが導入されて以降、日本は世界に冠たるペレット輸入国になりまし
たが、ベトナムやカナダ、米国といった輸出元では森林の破壊が報告されつつあ
ります。

一方で、国内でもFITによる森林の過伐が問題になっていて、既に北海道などで
は成長量を上回る森林の伐採が科学的に確認されています。

しかしながら、FITの対象とならない未利用の木質資源は、依然として国内に潤
沢に存在しており、それらが無価値のまま放置され、代わりに化石燃料が暖房や
給湯といった熱利用で消費され続けています。

このギャップを埋めるには、まずはFITのバイオマス発電に対して熱利用(特にCHP
:Conbined Heat &Porwer/熱電併給)を義務化するのが第一です。これはベル
ギーやオランダ、英国で実施され、効果を生んでいます。

それと同時に、国産のペレットやチップ、薪を熱として利用する(ストーブやボ
イラで)政策を進めるべきです。

温暖化防止はもとより、紅海を初めとするシーレーンの脅威により高まりつつあ
るエネルギーインフラの脆弱性、世界的な物価高騰、円安を考慮すると、国産の
エネルギー資源が国家の運営に対していかに大切であるか、国民はそのことを今
までよりも身近に考えるようになっていると思います。

シンポジウムでは、バイオマスのエネルギー利用に関係する国内外の団体にも声
をかけて、日本のバイオマス熱利用をどのように進めていくべきか、今一度、皆
さんと議論し、考えたいと思います。

今年最後のニュースの発行が大晦日になってしまいました。
来年もよろしくお願いします。

MN_2023_12.pdf


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
                           ペレットクラブ電子メールニュース
                           https://www.pelletclub.jp
                          http://pelletclub.livedoor.blog/
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━