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ペレットクラブ メールニュース(No.146)を配信しました(7/8)

【Pelletclub E-mail News◇2017.07.08◇No.146】を配信しました。

なお、前号(E-News No.145◇2017.06.15◇)は、こちらから。

※ 当会のWEBに掲載するE-Newsの添付ファイルについては、最新号が配信された段階で、前号のファイルをアップします。なお、当会会員宛に配信してい るE-Newsには、ファイルを添付して配信しております。 --------------------------------------------------------------------------------------------------------

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        Pelletclub E-mail News   ◇   2017.7.8   ◇   No.146
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日本列島は梅雨本番、九州では豪雨で災害が発生し被害が甚大だったようです。
水が引いた後に沢山の樹木が道路をふさいでいたのが印象的でした。

山が多く河川も急な地形である上に豪雨が降ると、元々地盤がゆるいこともあっ
て土砂崩れや土石流が発生しやすい国土なのだとは思いますが、地形図や地質図、
森林簿情報などを活用してGISによる国土管理を一元化すべきでしょう。

折しも、森林分野では所有者が不明である林地の問題が議論されており、ある推
計によると九州より広い約410万ヘクタールの土地の所有者が不明だそうです。
http://www.asahi.com/articles/ASK6R3VX0K6RUUPI002.html

いわゆる先進国であるにも係わらず、このようなずさんな土地管理を放置してい
る状況を早急になんとかしないといけません。

また、これらの不明土地を含む保安林の管理の在り方についても、土砂災害の危
険性があると総務省が勧告を出しています。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170704/k10011041701000.html

民有林の管理は第一に所有者の問題なのですが、行政上は市町村に責任がある形
となっています。とはいえ、森林に関して専門的な知識を持った専従者を配置で
きる自治体は少ない為(予算の制約だけでなく専門家も少ない)、都道府県や森
林組合といった団体に協力を得ながら、モザイク状に管理している(ある意味で
管理しやすいところから管理している)のが実態です。

近年では、都道府県の指導のもと、市町村にも森林GISが導入されるようになり
つつありますので、単にGISソフトと機器を購入するのではなく、この機会に専
門家の雇用ならびに森林のゾーニングを進め、災害に対応しつつも林業やバイオ
マス生産を成立させるような素地を作っていくべきでしょう。

国の方も単に勧告を出すだけではなく、森林管理のための財源や専門家のトレー
ニング、固定資産税や相続税の見直しなど、400万ヘクタールに及ぶ国土の放置
に対しての不作為を改めるべきだと思います。都道府県の曖昧なスタンスも課題
です。

個人的には、放置林の多くは戦後に分配された旧入会地であることも多い為、所
有者の特定や境界の確定よりも森林信託のような仕組みで管理する方がコストも
安くスピードも速いのではないかと考えています。

前回同様に前置きが長くなりましたが、添付ファイルで今月のニュースをお届け
します。

MN2017_No.146(1)_bioinfo.pdf
MN2017_No.146(2)_pellet.pdf
MN2017_No.146(3)_event.pdf
MN2017_No.146(4)_subsidy.pdf ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◇転送・転載大歓迎◇ ─────────────────────────────────── ◇このメールニュースは、ペレットクラブの会員に対して配信しております。 ─────────────────────────────────── ◇メールニュースに掲載する情報の提供を歓迎します。情報の掲載を希望等の 問い合わせは事務局 info@pelletclub.jp まで連絡ください。 ─────────────────────────────────── ◇メールニュースの転送や転載も歓迎いたします。ただし、転載の場合は出所 を明記してください(ペレットクラブ E-mail News No.XX等)。 ─────────────────────────────────── ◇メールニュースの購読中止を希望される場合は、件名に「購読中止」と書い て返信してください。配信先から削除します。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 「ペレットクラブ 電子メールニュース」 https://www.pelletclub.jp 発行:ペレットクラブ 発行責任者:小島健一郎(026-252-7506) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━