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木質ペレット燃料は、おが屑や鉋屑などの製材廃材や林地残材、古紙といった木質系の副産物、廃棄物を粉砕、圧縮し、成型した固形燃料のことです。長さは1〜2cm、直径は6、8、10、12mmが一般的で、最大25mmまで製造することができます。家庭での利用に対しては、6mmのものが最良の燃焼状態を実現できるとしてスウェーデンで推奨されています。木材の成分であるリグニンを熱で融解し固着させることで成形しますので、バインダー(接合剤)の添加は一切必要ありません。
表.木質ペレット燃料の特性
| 発熱量(下限) | 4.7 kWh/kg = 約4,000 kcal/kg |
| 灯油換算 | ペレット:灯油 = 約2.1トン:1m3 |
| 体積重量 | 650 kg/m3 |
| 含水率 | 8〜13% |
| 灰分 | 心材:0.5%以下、樹皮:2.5%以上 |
ペレット燃料の特長は、他のバイオマス燃料に比べて非常に扱いやすいところです。形状・含水率が一定であるため自動運転装置に適しているので、発電用ボイラーでも家庭用のストーブでも、格段に手間がはぶけます。輸送に関しては、エネルギー密度が高く一度により多くのエネルギー量を運べるため、長距離輸送が可能です。また加熱処理されているためカビなどが生える心配が少なく、長期間の貯蔵もできます。
表.ペレット燃料の長所と短所
| 長所 |
上質の燃料である(形状や含水率等の品質が安定している) |
| 乾燥しており貯蔵が容易である |
| 環境基準に適合した燃焼が可能である |
| 自動燃焼に適している |
| 地域の再生可能な資源から造られる |
| チップよりもエネルギー密度が高いので、輸送や貯蔵に適している |
| エネルギー密度が高いので、エネルギー需要密度の高い地域まで運ぶことが可能 |
| 閉鎖系の再生可能エネルギーシステムに理想的である |
| 小規模から大規模なエネルギーシステムにおいて経済的な代替選択肢となりうる |
| 雇用を生み出す |
| 短所 |
家庭においてはガスや石油、電力による暖房よりも労働集約的である |
| 燃料供給や輸送、燃焼に関して、ガスや石油、電力よりも信頼性が劣る |
| 貯蔵時に石油の3倍の容積が必要 |
| 水気に弱い |
1トンの乾燥された木材は1,000kWhの電力または4,500kWhの熱と同等のエネルギーを含有しています。ペレット化に必要なエネルギーの割合を対製品ペレットで示すと次の様になります。
- 乾燥済みの原材料をペレット化するには、製品ペレットの含有する8〜13%のエネルギーが必要
- 湿った原材料(おが屑)を乾燥させた後ペレット化するには、製品ペレットの含有する10〜25%のエネルギーが必要
- 木質チップのペレット化工程の全て(乾燥や破砕を含む)には、製品ペレットの含有する18〜35%のエネルギーが必要
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