シンポジウム「木質ペレットに勝機(商機)あり!?」
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開催にあたって2003年以降、木質ペレット燃料の製造工場の数が3社から47社へと大幅に増加しました。年間生産量も3,000トンから32,600トンへと増加しましたが、各社平均すると700トン程度の生産しかできておらず、生産能力の半分以下で操業しているケースも少なくありません。それゆえペレット事業のみで黒字化できている工場は少ないでしょう。 昨今、原油高騰によってエネルギー価格が上昇し、世間が大騒ぎしているわけですが、この状況はペレットの商機につながらないのでしょうか。地球温暖化防止に役立ち、森林資源の有効活用につながり、エネルギー安全保障にまで貢献するという"夢のようなエネルギー"であるにもかかわらず、産業として成立させるのが難しいのは何故でしょう。また、我々消費者はこのような有益な燃料を普及させるために何ができるのでしょうか。 今回のシンポジウムではペレット製造事業に取り組んでおられるメーカーにお越しいただき、それぞれの立場で事業の戦略と現状についてお話をいただいたうえで討論会を行います。 一口にペレット製造といってもメーカーごとに形態は様々です。欧米型のビジネスモデルである製材所の副産物を活用する形式のものから、"世界を先取りする"間伐材の活用モデルまで色々です。日本のように豊富な森林資源があるにもかかわらず、林業システムの機能不全により森林が活用できていない国においては、製材副産物が潤沢に入手できません。よって、ペレットの生産量を増やすには間伐材などの活用が必須となりますが、これはコストの増加要因でもあります。 また、各社それぞれ販売対象が違います。たとえばストーブ需要、温泉などのボイラ需要、発電所の石炭混焼など様々で、当然、販売価格、販売単位、販売エリア、輸送費が違ってきます。それゆえ"事業戦略"が大変重要な意味をもってくるのです。 ペレット産業が今後、飛躍的に発展するためには、成功と言えるビジネスモデルが存在することが重要だと思います。ペレット産業が成立しないことには、消費者にとって安全で安心できる安定した利用環境が整いません。ペレット産業の成立と発展が消費者の利益につながると信じて、このシンポジウムを開催したいと思います。皆様の参加をお待ち申し上げます。 11月22日(土) ペレットクラブシンポジウム
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